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食品パッケージの朋和産業とは

朋和産業は千葉県船橋市に本社所在地がある株式会社で、1962年に設立された軟包装資材の製造販売などを手掛けている企業です。
約60年の歴史を持つこの企業は今では1500名以上の従業員を抱える規模で、650億円以上を売り上げるまでになっています。
元々は東京都の墨田区で設立されましたが、1967年に船橋市に工場が設立され、それから本格的に現所在地で本社機能が確立されました。
1986年に包装資材の企業を買収して子会社化したり、1998年にレンゴー株式会社の100%子会社化でグループ入りを果たしたなど、様々な歴史があります。
会社設立後の早くから包装資材の製造、デザインにも力を入れ始めており、2000年代に入ってからは海外にも拠点を開設して事業を拡大しています。

朋和産業株式会社の主力は食品の軟包装資材

近年も日本国内の製造や物流の強化を図っているので、勢いが衰えていない企業だと分かります。
朋和産業株式会社の主力は食品の軟包装資材で、食品の品質を守ったり、魅力を伝えるパッケージの役割を果たすものです。
食品の性質によって包装資材に求められる機能は異なりますし、輸送や陳列、開けやすさや使い終えた後の処分についても考えなくてはいけないです。
比較的賞味期限の短い食品は、短期間の品質を保ちつつ開けやすいことが求められる傾向です。
例えばコンビニのおにぎりやサンドイッチ、惣菜パンなどがそうで、ハサミがなくても綺麗に開けられるのが理想となります。
一方、冷蔵保存や冷凍を前提とするチルドや冷凍食品は、低温環境でも性質が変わらず、食品の保護力が落ちない包装資材が不可欠です。
食品は冷凍すると膨張して硬くなりますから、その状態で包装してもぶつけたり落として破けないことが重要です。

朋和産業株式会社は中長期的な品質の維持を考えて設計

また、その日のうちに消費する食品とは違い、数週間から数ヶ月のあいだ冷蔵庫や冷凍庫で保存することになるので、朋和産業株式会社は中長期的な品質の維持を考えて設計しています。
当然ですが、食品メーカーの商品を包んで守る資材ですから、品質や信頼性を揺るがすような底質な包装資材を提供するわけにはいかないです。
しかしコストも考えなくてはいけませんし、近年は環境保護の意識の高まりから限りある資源の節約が求められていますから、使用する資源の削減にも取り組む必要があるわけです。
一見すると簡単で製造設備があればどこでも作れそうな軟包装資材ですが、時代の変化にも目を向けてバランスを取ったり、無駄を徹底的に省く必要があるなど実はとても大変です。
そんな大変な軟包装資材の開発や製造に取り組み続けているのが朋和産業株式会社で、長年積み上げてきた実績や培われてきたノウハウは伊達ではないです。

大手食品メーカーのパッケージの製造が任されている

大手食品メーカーのパッケージの製造が任されていることからも、信頼性の高さを窺い知ることができます。
常温で保存するお菓子などのいわゆるラミネート製品も、朋和産業株式会社が得意としている軟包装資材の1つです。
米菓は基本的にパリッとした食感が魅力なので、パッケージを開ける瞬間まで乾燥状態を保つことが欠かせないです。
パッケージは隙間なく密閉しても少なからず酸素や水蒸気が浸透するので、その浸透をいかに最小限に抑えられるかが重要となります。
それと光も食品の劣化要因ですから、光を透過させずに遮断する素材の選択、コーティングなども大切なポイントです。
技術の進歩によって薄いフィルムを貼り合わせる製造方法が確立されていますが、この技術の開発や製造に取り組み、コストや資源の削減を実現しているのも朋和産業株式会社です。
珍味のように適度な水分を含むしっとりとした食品の軟包装資材も扱っているので、会社の名前は知らなくても誰もが知らぬ間に同社の軟包装資材の商品を手にしたことがあると思われます。

食品の専門的な総合軟包装資材企業

それほど多くの食品メーカーの様々な商品の資材を製造していますし、パッケージデザインの提案も行っていますから、資材だけでなくデザインに関わっている商品も少なくないでしょう。
商品の企画からマーケティング、そしてパッケージデザインと製版、印刷やラミネート加工も一環して手掛けているので、食品の専門的な総合軟包装資材企業と言っても過言ではないです。
スリット加工もお手の物ですし、食品の形状に合わせた製袋を行う設備も有していますから、製造環境の充実具合もまた凄いです。
最終的にお客様が手に取り口にするものですから、品質管理に妥協はないですし、様々な検査やニオイ漏れなどの臭気テスト、資材の強度も念入りに確かめられています。
製造された資材はバーコード管理で厳格に管理され、在庫状況の確認や出荷についても、正確かつスピーディーに行えます。

まとめ

一貫体制はコスト削減や製造の柔軟な対応、流通の安定化において合理的な判断です。
こうした努力の積み重ねが品質と単価の両立、持続的な地球環境の実現に繋がっていますが、環境保全活動にも取り組んでいます。
省エネルギー化や省資源化、ペーパーレス活動に早くから積極的に取り組んでおり、環境に関する法規制の遵守の徹底やオープンな広報活動、情報公開などからも企業努力が確認できます。